住宅ローンの借り換えを実施した人がどれくらい金利を引き下げられたかと言うと、先日もご案内したように住宅金融支援機構が発表した「民間住宅ローン借換の実態調査」によればこのようになっています。
最も多いのが「0.5%超1.0%以下」、次に「0.5%以下」という感じですね。
他方、ちょうど真ん中の「中央値」を探ってみると、金利タイプ別にこうなっています。
・変動型 : 0.5%超1.0%以下
・固定期間選択型 : 0.5%超1.0%以下
・全期間選択型 : 0.5%超1.0%以下
つまりはいずれも「0.5%超1.0%以下」ということです。
ただ金利で示されてもピンと来ないかもしれません。というわけで今回は同じ調査から、具体的に毎月の返済額がいくら下がったかをチェックしたいと思います。回答結果はこのようになっています。
意外と「返済額変化なし」や「返済額増加」が多いですが、これらの方の多くは
・借り換えで金利は下がったけれど、返済額を維持し返済ペースを早めた。
・借り換えで金利は下がったけれど、むしろ返済額を増額し返済ペースを早めた。
ということになるのでしょうね。さもないと借り換えの意味がありません。
新規借り入れの時点では当然、ある程度の余裕を見込んで返済計画を立てているかと思いますので、借り換えのタイミングで「もうちょっと増やしても大丈夫かな」と思われる方は少なくなさそうです。
とは言いつつどの金利タイプにおいても多数派は「毎月の返済額を減らした」というケースで、概ね7〜8割の方が返済額を減らしていることになります。
その中で最も多いのは
・5千円超1万円以下
・5千円以下
というレンジですね。恐らく平均値は「1万円弱」という水準になりそうです。
仮に毎月7〜8千円下がるのであれば確かに、「借り換えしてみようかな?」という気になりますね。 完済まで数十年ずっとこの効果は続くわけですからね。
借り換えになかなか踏み切れないという方はこの「1万円弱」という金額を「期待値」として頑張ってみて下さい。
ちなみにグラフを見る限り固定期間選択型が最も減額幅が大きいですが、これは固定期間選択型の金利が低いというよりは
・借り換え時に固定期間選択型を選ぶ方はもともとの住宅ローン金利が高い
ということなのでしょうね。思い当たる方はぜひ借り換えをご検討ください。
参考にしてみてください。
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