借り換えをされる方にとって気になるのが「どの金利タイプを選ぶか?」という点ですね。
もちろん金利が低いものを選ぶのだとは思いますが、ただ最も金利が低い変動型の場合、金利が上昇するリスクがあり悩ましいところです。
教科書的に言えば、「余裕がある人は金利上昇リスクに耐えられるので変動型を選んでいい」ということになりますが、一方で「余裕がない人ほど少しでも金利が低い方がありがたい」わけですから、そう話は簡単でありませんね。
では住宅ローンの融資額と借り換え金利タイプの関係はどうなっているのでしょうか?今回も住宅金融支援機構が9月に発表した「民間住宅ローン借換の実態調査」を見てみるとこのようになっています。
変動型は「2,000万円〜2,500万円」のシェアが高く、固定期間選択型は「2,000万円以下」のシェアが高く、全期間固定型は「2,500万円超」のシェアが高いということになるでしょうか。とすると
・残高の少ない人は固定期間選択型を選択し
・残高の大きい人は全期間固定型を選択する
と読み取れます。
しかし。
本来こうしたグラフは金利タイプ別に分けるのではなく住宅ローン融資額別に分ける方が自然ですね。なぜなら、それぞれの金利タイプの利用者の数が全然違うからです。
そうしたわけで「住宅ローン融資額別」に分けるとグラフはこうなります。
こうして並べ替えるとかなり分かりやすいし印象も少し変わります。
つまりは
・残高の少ない人ほど固定期間選択型を選びがちな一方で、残高の多い人ほど変動型を選びがち
ということですね。
「残高が少ない=残りの返済期間も短い」ということなのであれば、もう金利を固定してしまおうと思いがちなのかもしれません。期間が短いと金利も低いですからね。
参考にしてみてください。
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