先週の安倍総理辞任の発表には驚きました。約8年も執務を続けてこられたわけですし、健康には問題ないとの説明を続けてこられたので信じていたということもあります。
もちろん立場上、体調が悪いですとは言えなかったというのはあるのでしょうけれど・・・。
今後はゆっくり療養を続けていってほしいと思います。お疲れさまでした。
さて住宅ローン顧客として気になるのは今後、金利が上昇するのかどうか、という点ですね。
結論としては金利が上昇する可能性は十分あると思います。
安倍総理の政策の柱は「アベノミクス」だったわけですが、そのアベノミクスの柱となっていたのが大胆な金融緩和による「デフレからの脱却」でした。
金融緩和=金利低下なわけですが、実際、金利は過去10年で大きく低下しています。長期金利のグラフはこうですね。
過去10年、長期金利はハッキリ低下してきたことが分かります。
そのアベノミクスが安倍総理辞任と共に終わるわけですから、金利上昇の可能性が出てくるのは当然ですね。
加えて、もはや金融緩和への過度な期待は薄れていますので、誰が総理となっても今以上の金融緩和を主導することはなさそうです。
ただ一方で。
金融緩和が経済を底支えするのは間違いないですし、財政再建の観点からもデフレよりはインフレの方が良いですね。つまり誰が総理となっても、これ以上金融緩和が強化されないながらも、大きく後退させることもまたないと思います。
日銀も同じ立場でしょうから、現状のイールドカーブコントロールは続けられ、足元の「−0.2%〜0.2%」という長期金利の変動幅についてもこのまま維持されていくのでしょう。
要するに今後金利が上昇する可能性はあるけれど、それは現在0.045%の長期金利が0.2%まで、つまり「+0.15%程度上昇する可能性がある」と言ったものですので、心配しすぎる必要はないということですね。
それでも心配な方は早めに借り換えの手続きを進めることをお勧めしたいと思います。
参考にしてみてください。
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