さて7月も月末を迎え、メガバンクの来月=8月の住宅ローン借り換え金利が発表されていますね。まず恒例の三菱UFJ銀行はこうなっています。
・三菱UFJ銀行 :
変動金利=7月から変わらず
10年固定=7月から変わらず
8月は変動金利も10年固定金利も変わらずということですね。長期金利はこの1ヶ月でほとんど変動しませんでしたので市場金利の動きに即したものだと言えます。
次にこれまた恒例のみずほ銀行の住宅ローン借り換え金利はこうなります。
・みずほ銀行 :
変動金利=7月から変わらず
10年固定=7月から−0.05%引き下げ
こちらは10年固定について−0.05%引き下げということです。引き下げ幅はわずかですが歓迎したいですね。
最後に住信SBIネット銀行の8月の借り換え金利はこうです。
・住信SBIネット銀行 :
変動金利=7月から変わらず
10年固定=7月から変わらず
こちらは三菱UFJ銀行と同様にどちらも変わらずということです。
ということで8月の借り換え金利は「7月からほとんど変化なし」ということになりそうです。
ちなみに最近の長期金利の推移をグラフで見てみるとこのようになっています。
過去1ヶ月で長期金利はわずかに低下したとも言えそうですが、その変動幅は極めて小さく、実際には「ほとんど変わらなかった」ということでいいかと思います。
ちなみに2018年7月末の日銀会合で長期金利の変動幅を「これまでの2倍程度に拡大する」ということが決まりました。今まで「−0.1%〜0.1%」だったものが、その2倍の「−0.2%〜0.2%」になったということです。
本日の長期金利は0.010%と引き続き低水準ですが、言い換えると上限である「0.2%」から見れば長期金利は「+0.2%程度上昇する余地がある」ということになります。
とすると今すぐではないでしょうけれど、住宅ローンの借り換え金利もまた同様に+0.2%程度上昇する可能性がありますのでご注意ください。
住宅ローン顧客からすれば気になりますが、表示期間10年の長期金利のグラフをチェックしてみるとこうなります。
仮に長期金利が0.2%に上昇したとしても引き続き低水準であることに変わらないことが分かります。
その点ではそこまで心配する必要はないのかもしれませんが、それでも今後住宅ローンの借り換え金利が上昇する可能性がある以上、借り換えを検討されている方は今の低金利の間に手続きをしてしまった方が良さそうです。
ただしそれはあくまで「固定金利」の話です。引き続き短期金利はマイナス水準に維持されることが確認されていますので、住宅ローンの「変動金利」については上昇することなく今の水準が維持されていくものと思います。
変動金利をご検討の方はそこまで急ぐ必要はなさそうですね。参考になれば幸いです。
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