さて月末を迎え、メガバンクの来月=1月の住宅ローン借り換え金利が発表されていますね。まず恒例の三菱UFJ銀行はこうなっています。
・三菱UFJ銀行 :
変動金利=12月から変わらず
10年固定=12月から変わらず
どちらも金利は据え置きということですね。長期金利は割とはっきり反発しましたが、据え置きということならありがたいです。
次にこれまた恒例のみずほ銀行の住宅ローン借り換え金利はこうなります。
・みずほ銀行 :
変動金利=12月から変わらず
10年固定=12月から+0.05%
こちらは10年固定について先月に引き続き0.05%上昇するということですね。より長期金利の動きに即したものだと思います。
また三井住友銀行の借り換え金利も報道されていますね。
・三井住友銀行 :
変動金利=12月から変わらず
10年固定=12月から変わらず
こちらはいつものように三菱UFJ銀行に追随しています。
最後に住信SBIネット銀行の1月の借り換え金利はこうです。
・住信SBIネット銀行 :
変動金利=12月から−0.003%
10年固定=12月から変わらず
こちらは意外にもキャンペーンで変動金利が下がっています!チャンスですね。
ということで1月の借り換え金利は全体的には「据え置き」ということになりそうです。
では具体的に最近の長期金利の推移をグラフで見てみるとこのようになっています。
過去1ヶ月で長期金利はやはりハッキリと上昇していますね。とすると全体的に固定金利が据え置きということなら歓迎すべき状況です。
ちなみに2018年7月末の日銀会合で長期金利の変動幅を「これまでの2倍程度に拡大する」ということが決まりました。今まで「−0.1%〜0.1%」だったものが、その2倍の「−0.2%〜0.2%」になったということです。
本日の長期金利は−0.025%と引き続きマイナス水準ですが、言い換えると上限である「0.2%」から見れば長期金利は「+0.23%程度上昇する余地がある」ということになります。
とすると今すぐではないでしょうけれど、住宅ローンの借り換え金利もまた同様に+0.23%程度上昇する可能性がありますのでご注意ください。
住宅ローン顧客からすれば気になりますが、表示期間10年の長期金利のグラフをチェックしてみるとこうなります。
仮に長期金利が0.2%に上昇したとしても引き続き低水準であることに変わらないことが分かります。
その点ではそこまで心配する必要はないのかもしれませんが、それでも今後住宅ローンの借り換え金利が上昇する可能性がある以上、借り換えを検討されている方は今の低金利の間に手続きをしてしまった方が良さそうです。
ただしそれはあくまで「固定金利」の話です。引き続き短期金利はマイナス水準に維持されることが確認されていますので、住宅ローンの「変動金利」については上昇することなく今の水準が維持されていくものと思います。実際、1月の住宅ローン「変動金利」はどの銀行も概ね据え置きです。
変動金利をご検討の方はそこまで急ぐ必要はなさそうですね。参考になれば幸いです。
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