12月となり、いよいよ冬のボーナスが支給されるタイミングですね。年2回の自分へのご褒美として活用するのは悪くありませんが、ただ住宅ローン顧客としてはただ散財するわけにはいかないですね。
では具体的にどのように使えば最も住宅ローンの負担が軽減されるのでしょうか?
というわけで6月にご案内したコラムを一部加筆修正の上、再掲したいと思います。
まずボーナスの使い道として最も分かりやすいのは「ボーナス返済」ですね。
世の中全体としてはこのボーナス返済を利用されている方はだいぶ減ってきているという話もありますが、それでも多くの方が利用されているわけで、例えば公務員の方など、ボーナスの安定支給が期待できる方は積極的に利用しても良いと思います。
強制的に住宅ローン返済に回されるわけで使い道を悩む必要もありませんね。
ただ一方で住宅ローンの返済計画というのは余裕を持って立てられているわけで、実際にはボーナス返済を実施してもなお、一定額の余裕資金が残る人もおられると思います。
その場合はやはり「繰り上げ返済」を利用したいものですね。金利を仮に1%として、残りの期間を20年とすると、単純に言えば1%×20年=20%のメリットが得られるわけですから、どんな資産運用よりも有利そうです。
しかしながらこの半年に一度のボーナスのタイミングでぜひ考えたいのが「借り換え」ですね。
仮に借り換えで0.5%でも金利を下げられるとするとそのメリットは2,000万円×20年の住宅ローンの場合、ざっくり言って
・2,000万円×20年×0.5%÷2=100万円
となります。大きいですね!
しかしなぜ借り換えを検討するのがボーナスのタイミングなのか疑問に思う方もおられるかもしれません。
その理由は、借り換えには手数料がかかるからですね。登記費用に銀行への手数料を考慮すると
・30万円〜60万円
といった諸費用がかかります。
こうした資金は自分で用意する必要がありますのでボーナスのタイミングというのは借り換えのチャンスでもあるわけですね。
ちなみに。
金融情報に詳しい方はよくご存じの通り、この夏まで大きく下がった長期金利ですが、足元ではかなりハッキリ反発しています。
プラス水準に戻るまで後もう一歩です。
ではなぜこのように金利が上昇しているかと言えば世界経済の重しとなってきた米中貿易戦争が収束するという見通しが広がっているからですね。
遅くとも来年秋の大統領選挙までには何等かの形で両国の協議が妥結するのだとすると、こうした金利上昇はしばらく続く可能性があります。
日銀のイールドカーブコントロールによって長期金利の上限は0.2%に設定されていますので、それを超えて上昇することはありませんが、当面は長期金利も住宅ローン金利も上昇傾向が続くのだとすれば、借り換えは急いだ方がいいということになります。
借り換えを検討されている方は早め早めに行動した方が良さそうですね。
参考にしてみてください。
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