さて月末を迎え、メガバンクの来月=10月の住宅ローン借り換え金利が発表されていますね。まず恒例の三菱UFJ銀行はこうなっています。
・三菱UFJ銀行 :
変動金利=9月から変わらず
10年固定=9月から変わらず
どちらも金利据え置きということですね!この1ヶ月、長期金利はわずかに上昇しましたが、長期金利が大きく下がった今月も金利変更なしでしたので、まぁそうだろうなという気はしていました。
次にこれまた恒例のみずほ銀行の住宅ローン借り換え金利はこうなります。
・みずほ銀行 :
変動金利=9月から変わらず
10年固定=9月から変わらず
こちらも同じように金利据え置きということです。
また三井住友銀行の借り換え金利も報道されていますね。
・三井住友銀行 :
変動金利=9月から変わらず
10年固定=9月から変わらず
こちらもいつものように三菱UFJ銀行に追随しています。
最後に三井住友信託銀行の金利動向を参考にすると、住信SBIネット銀行の10月の借り換え金利はこうなりそうです。
・住信SBIネット銀行 :
変動金利=9月から変わらず
10年固定=9月から+0.05%
意外にも10年固定は引き上げですね!断トツの低金利だった住信SBIネット銀行の金利がじわじわ上昇しているように感じるのは気になるところです。
それはともかくとして10月の借り換え金利は「変動金利も固定金利も全体的には据え置き」ということですね。
では具体的に最近の長期金利の推移をグラフで見てみるとこのようになっています。
過去1ヶ月で長期金利は割とジグザクしたわけですね。一時は−0.15%まで上昇しましたが、その後また下がり−0.2%台となっています。結果的に「少し上昇」ということですね。
とすると上記の通り予想できてはいましたが、全体的に据え置きとなったのは良かったです。
ちなみに2018年7月末の日銀会合で長期金利の変動幅を「これまでの2倍程度に拡大する」ということが決まりました。今まで「−0.1%〜0.1%」だったものが、その2倍の「−0.2%〜0.2%」になったということです。
本日の長期金利は引き続きその−0.2%の下限を下回り−0.220%まで低下していますが、言い換えると上限である「0.2%」から見れば長期金利は「+0.42%程度上昇する余地がある」ということになります。
とすると今すぐではないでしょうけれど、住宅ローンの借り換え金利もまた同様に+0.42%程度上昇する可能性がありますのでご注意ください。
住宅ローン顧客からすれば気になりますが、表示期間10年の長期金利のグラフをチェックしてみるとこうなります。
仮に長期金利が0.2%に上昇したとしても引き続き低水準であることに変わらないことが分かります。
その点ではそこまで心配する必要はないのかもしれませんが、それでも今後住宅ローンの借り換え金利が上昇する可能性がある以上、借り換えを検討されている方は今の金利低下傾向が鮮明な間に手続きをしてしまった方が良さそうです。
ただしそれはあくまで「固定金利」の話です。引き続き短期金利はマイナス水準に維持されることが確認されていますので、住宅ローンの「変動金利」については上昇することなく今の水準が維持されていくものと思います。実際、10月の住宅ローン「変動金利」はどの銀行も据え置きです。
変動金利をご検討の方はそこまで急ぐ必要はなさそうですね。参考になれば幸いです。
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