さて月末を迎え、メガバンクの来月=6月の住宅ローン借り換え金利が発表されていますね。まず恒例の三菱UFJ銀行はこうなっています。
・三菱UFJ銀行 :
変動金利=5月から変わらず
10年固定=5月から変わらず
来月はどちらも金利変更なしということですね。
次にこれまた恒例のみずほ銀行の住宅ローン借り換え金利はこうなります。
・みずほ銀行 :
変動金利=5月から変わらず
10年固定=5月から変わらず
こちらも同様に変わらずということです。
また三井住友銀行の借り換え金利も報道されていますね。
・三井住友銀行 :
変動金利=5月から変わらず
10年固定=5月から変わらず
こちらも変わらずということでメガバンクの足並みがそろっているわけですね。先月もそうでしたので、2ヶ月連続でほぼ無風ということになります。
最後に三井住友信託銀行の金利動向を参考にすると、住信SBIネット銀行の6月の借り換え金利はこうなりそうです。
・住信SBIネット銀行 :
変動金利=5月から変わらず
10年固定=5月から変わらず
こちらも変わらずということで、結局どの銀行も金利変更なしということですね!
そうしたわけで6月の借り換え金利は「ほぼ据え置き」ということになりそうです。
では具体的に最近の長期金利の推移をグラフで見てみるとこのようになっています。
過去1ヶ月で長期金利は「−0.05%」程度低下しているわけで、とすると住宅ローン金利も相応に下がって良いはずですが、そうならなかったのは・・・なぜなのでしょう?
ただ本来、今月=5月の金利は+0.05%程度上昇しても良さそうなところ据え置きでしたので、6月も据え置きとなることで「行って来い」でちょうどいい水準になるということなのかもしれません。
いずれにしても結果的に低金利が維持されているのはありがたいことですね。
ちなみに2018年7月末の日銀会合で長期金利の変動幅を「これまでの2倍程度に拡大する」ということが決まりました。今まで「−0.1%〜0.1%」だったものが、その2倍の「−0.2%〜0.2%」になったということです。
世界的な金利低下の影響を受けて長期金利は再びマイナス水準に沈み、本日は−0.095%となっていますが、言い換えると上限である「0.2%」から見れば長期金利は「+0.3%程度上昇する余地がある」ということになります。
とすると今すぐではないでしょうけれど、住宅ローンの借り換え金利もまた同様に+0.3%程度上昇する可能性がありますのでご注意ください。
住宅ローン顧客からすれば気になりますが、表示期間10年の長期金利のグラフをチェックしてみるとこうなります。
仮に長期金利が0.2%に上昇したとしても引き続き低水準であることに変わらないことが分かります。
その点ではそこまで悲観する必要はないのかもしれませんが、それでも今後住宅ローンの借り換え金利が上昇する可能性がある以上、借り換えを検討されている方は急いだほうがいいかもしれません。
ただしそれはあくまで「固定金利」の話です。引き続き短期金利はマイナス水準に維持されることが確認されていますので、住宅ローンの「変動金利」については上昇することなく今の水準が維持されていくものと思います。実際、6月の住宅ローン「変動金利」はどの銀行も据え置きです。
「変動金利人気」がさらに強まっていきそうですね。参考になれば幸いです。
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