さて月末を迎え、メガバンクの来月=2月の住宅ローン借り換え金利が発表されていますね。まず恒例の三菱UFJ銀行はこうなっています。
・三菱UFJ銀行 :
変動金利=1月から変わらず
10年固定=1月から−0.01%引き下げ
来月は10年固定金利についてわずかに−0.01%引き下げということですね。
次にこれまた恒例のみずほ銀行の住宅ローン借り換え金利はこうなります。
・みずほ銀行 :
変動金利=1月から変わらず
10年固定=1月から−0.10%引き下げ
こちらは10年固定金利の引き下げ幅が−0.10%ということで結構な引き下げとなっています。
また三井住友銀行の借り換え金利も報道されていますね。
・三井住友銀行 :
変動金利=1月から変わらず
10年固定=1月から変わらず
こちらは変わらずということで、三井住友銀行はいつも三菱UFJ銀行に追随しているわけですが今回は珍しく対応が分かれました。
最後に三井住友信託銀行の金利動向を参考にすると、住信SBIネット銀行の2月の借り換え金利はこうなりそうです。
・住信SBIネット銀行 :
変動金利=1月から変わらず
10年固定=1月から変わらず
こちらも変わらずということですね。
そうしたわけで2月の借り換え金利は「固定金利について据え置きと引き下げに分かれる」ということになりそうです。
では具体的に最近の長期金利の推移をグラフで見てみると過去3ヶ月でこのようになっています。
過去1ヶ月で長期金利は0%前後と大きな変化はないことが分かります。ただ一方で年末年始にかけて大きく下がりましたので、どのタイミングで1月の借り換え金利を決めたかで2月の金利を据え置きか下げるか判断が分かれたのかもしれませんね。
ちなみに2018年7月末の日銀会合で長期金利の変動幅を「これまでの2倍程度に拡大する」ということが決まりました。今まで「−0.1%〜0.1%」だったものが、その2倍の「−0.2%〜0.2%」になったということです。
最近の株価の低迷やアメリカの利上げ懸念の後退を受けて長期金利は上記の通り低下傾向であり、本日はちょうど0%となっていますが、上限である「0.2%」からすれば長期金利は「+0.2程度上昇する可能性がある」ということになります。
とするとすぐではないかもしれませんが、住宅ローンの借り換え金利もまた同様に+0.2%程度上昇することになりますのでご注意ください。
住宅ローン顧客からすれば気になりますが、表示期間10年の長期金利のグラフをチェックしてみるとこうなります。
ただ仮に長期金利が0.2%に上昇したとしても引き続き低水準であることに変わらないことが分かります。
その点ではそこまで悲観する必要はないのかもしれませんが、それでも今後住宅ローンの借り換え金利が上昇する可能性がある以上、借り換えを検討されている方は急いだほうがいいかもしれません。
特に2月の金利は上記の通り低下傾向ですので尚更ですね。
ただしそれはあくまで「固定金利」の話です。引き続き短期金利はマイナス水準に維持されることが確認されていますので、住宅ローンの「変動金利」については上昇することなく今の水準が維持されていくものと思います。実際、1月の住宅ローン「変動金利」はどの銀行も据え置きです。
「変動金利人気」がさらに強まっていきそうですね。参考になれば幸いです。
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