住宅ローンの借り換えで金融機関選びに困る方はどれくらいいるのでしょうか?
個人的にはそれほど多くはないのかな?という気がしています。なぜなら困ったら金利の低い順に選んでいけばいいからですね。
各サイトで上位の銀行はどこも似たような顔ぶれであり、その点でも結局は人気の銀行に借り換え申し込みは集約されていくのではないでしょうか?
もちろん実際には高額の手数料や保証料の有無、あるいは疾病保障が有料か無料かなどによって実質的な金利は変化しますが、しかし魅力的な銀行は表面金利も低いことが多いので、「実質的な金利をチェックしてみたら銀行の顔ぶれがガラっと変わる」ということはあまりないのではないかと思います。
では実際にどういう銀行が選ばれているかと言うと、今回も前回に引き続き住宅金融支援機構が2018年8月に発表した「民間住宅ローン借換の実態調査」から取り上げてみると、「借り換えによる金融機関業態の変化」はこうなっています。
借り換え前と借換え後のシェアを見てみるとこういうことですね。
<借り換え前>
・都銀、信託 : 36.1%
・その他銀行 : 27.7%
・信用金庫 : 18.5%
・フラット35 : 15.2%
・機構、公庫 : 2.4%
<借り換え後>
・その他銀行 : 37.5%
・都銀、信託 : 30.2%
・信用金庫 : 23.8%
・フラット35 : 8.6%
・機構、公庫 : 0.0%
やはり存在感が大きいのは「都銀・信託」と「その他銀行」の銀行勢ですね。合わせて6、7割のシェアになっています。
ただ一方でそのシェアの変動を見てみると借り換え時に「都銀・信託」は6%シェアを落とすのに対して、「その他銀行」は10%もシェアを増やしていることが分かります。これはやはり・・・「ネット銀行」のおかげなのでしょうね。
借り換え前にはネット銀行のシェアがほとんどないとすると、借り換え市場におけるネット銀行のシェアは「10%程度」ということになるのでしょうか。
ちなみにシェアの変動で見ると存在感があるのが「信用金庫等」ですね。こちらも5%程度シェアを伸ばしています。信用金庫ってそんなに魅力的でしたっけ?
というわけで「信用金庫 住宅ローン」で出てくる信用金庫の金利をチェックしていくとこうなります。
・朝日信用金庫 : 変動0.825%〜1.475%
・芝信用金庫 : 変動0.875%
・さわやか信用金庫 : 変動0.825%
・千葉信用金庫 : 変動0.775%
・亀有信用金庫 : 変動0.825%
うーん、普通ですね。特に低金利ということはなさそうです。
とすると金利以外の面、例えば利便性だったり、立地だったり、審査の柔軟性で選ばれていると言うことでしょうか?
そもそも地方マーケットでは「近くに銀行がない」というケースもありそうですしね。
参考にしてみてください。
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