住宅ローンの借り換えをしている人は最初に借りてから一体どれくらいの期間で借り換えをしているのでしょうか?
借り換えメリットは「金利削減幅×元本×残存期間」で計算できます。ということは借り換えは早ければ早いほどいいということですね。早ければ早いほど元本は大きくなり、残存期間も長くなります。
もちろん理想は最初から借り換える必要のないベストな住宅ローンを選んでいることですが、最初は時間がなかったり、知識がなかったり、あるいは新しく購入するマイホームのことで頭がいっぱいというのが普通ですね。
あるいはもう、「審査に通るか心配で金利など二の次」だったかもしれません。
要するに最初の住宅ローン選びで失敗する可能性はそれなりにあり、もし失敗したかも?と思ったならなるべく早く借り換えるのが賢明だと言えます。
では実際に借り換えをされている方はどれくらいの期間で借り換えをしているのでしょうか?今回も前回に引き続き住宅金融支援機構が2016年9月に発表した「民間住宅ローン借換の実態調査」の結果をチェックしてみたいと思います。
いつもご案内しているようにこちらの調査は、回答者が2015年11月から2016年3月までに借り換えた259名ということで回答者の少なさがやや気になりますが、それはともかくその結果はこのようになっています。
なぜか借り換え前の金利タイプによってデータが分かれていますが、どの金利タイプもそれほど大きな違いはなさそうですね。いずれも最も多いのは「0〜5年」でほぼ半数となっています。
みなさん、あっと言う間に借り換えてしまっているわけですね!確かにこの数年で金利が大きく下がりましたので借り換え機運が高まったのは間違いありませんが、やはり当初の住宅ローンが結果的に失敗となる可能性がそれなりにある一方で、早め早めに起動修正されている様子もうかがえます。
その点ではこの結果は決して悪いことではないのでしょうね。
なおこの調査では具体的な平均値が計算されておりませんので試しに算出してみたいと思います。「0〜5年」=2.5年、「5〜10年」=7.5年といった形で読み替えていくと平均の借り換えまでの期間はこのようになります。
・借り換え前の金利タイプ:全期間固定型=借り換えまでの期間「7.1年」
・借り換え前の金利タイプ:固定期間選択型=借り換えまでの期間「7.6年」
・借り換え前の金利タイプ:変動型=借り換えまでの期間「7.5年」
やはりどの金利タイプもそれほど大きな違いがありませんね。
また「7年」と聞くと、「半数の人が0〜5年で借り換えているという事実とのギャップを感じないでもないですが、グラフの分布からすれば概ね妥当な平均値ではないかと思います。
いずれにしても冒頭ご案内したように、借り換えなくて済むならそれに越したことはありませんが、一方借り換えるならなるべく早い方が借り換えメリットは大きくなります。
今のように住宅ローン金利が限界まで下がっている現状ならなおさらですね。
借り換えを検討されている方は早め早めに行動されることをお勧めしたいと思います。
参考にしてみてください。
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