冬のボーナスシーズンに入り、住宅ローンを利用されている方は余裕資金で住宅ローンの繰り上げ返済をされるか、はたまた借換えをされるか色々とご検討されているのではないかと思います。
どちらにせよ、完済に向けて有意義にお使いいただければと思いますが、もし後者の「借換え」を選択された場合、ふと「借換えっていつがお得なんだっけ?」と思われるかもしれません。
これについては色々な考え方があるでしょうけれど、基本的には「いつでもいい」ということかと思います。借換えをするのもしないのも顧客次第ですから、じっくりタイミングをうかがいつつ、「今が借換えのチャンスだ!」と思った時が「借換え時」ということですね。
これには大きく2つ理由があって、1つ目は「将来の金利の動きは誰にもわからない」という点が挙げられます。今より住宅ローン金利が下がるのか、あるいは上がるのか、はたまた変わらずに推移するのかということを正確に予測することはできません。
つまりは正解がないわけで、であれば自分が「正解」と思った時点が「正解」だということですね。後から「タイミングが良かった・悪かった」と批評することはできますが、それらは結果論でしかありません。
2つ目の理由としては、「借換えはそれなりに面倒くさい」という点です。銀行に行って住宅ローンを決めて、書類を集めて、手続きをして、元の銀行には繰り上げ返済をして、ということで休日や平日がそれなりに費消されてしまいます。
そうした面倒くささを乗り越えるためには一定の「勢い」が必要で、まさに「今が借換えのチャンスだ!」と思えた時こそそうした勢いが最も強いのではないでしょうか。
そんなわけで借換えを決意された方は、「思い立ったが吉日」「善は急げ」を合言葉に借換え完了まで突き進んでいただければと思います。
とは言いつつこれで終わればやや身もふたもない気もしますので、それでも「借換え時」を探ると、「12月に検討→1月に借換え完了」というのは結構良さそうです。
なぜかと言えばいくつか理由がありますが、まず1点目は、例年この時期は翌年3月の需要期に向けて住宅ローンの「優遇金利」や「特別金利」「優遇キャンペーン」が比較的出やすいからですね。
優遇されると言っても0.05%や0.10%と言ったレベルですが、それでも金利が低い方がいいのは間違いありません。
2点目は、上記の通り需要期の3月にかけて住宅ローン窓口は混みあってくるわけですが、12月〜1月というタイミングであればまだ空いているのではないでしょうか。借換え手続きには、下手すれば1ヶ月どころか2ヶ月近くかかる場合もあるようですので、早めに申し込んでおくに越したことはありません。
3点目は、借換えには諸費用として30万円〜60万円程度の費用がかかるからですね。住宅ローンを抱える世帯にとって決して軽い負担ではありません。とするとボーナスが出るタイミングというのは家計的にも取り組みやすい時期と言えそうです。
「借換え」という目的が決まっていれば無駄遣いしなくて済むかもしれませんしね。
4点目はややテクニカルですが、住宅ローン減税の金額が「年末の住宅ローン残高で決まる」という点が挙げられます。 借換え前と後とで「残高が全く同じ」というケースであれば関係ないですが、多少は残高を減らそうと思われている場合は、「12月末の住宅ローン残高は維持して、1月に残高を減らした方がいい」ということですね。
もちろんお得になるといっても最大で「減らした元本の1%」ですから、あまり気にしなくてよいのかもしれませんが・・・。
ということで、住宅ローンの「ベスト」な借換え時は「思い立った時」ということになりますが、それ以外の要因も含めれば「12月に検討→1月に借換え完了」というのは「ベター」な借換え時と言えそうです。
参考にしてみてください。
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