7回目は「優遇金利を利用する場合の注意点」です。
借り換えについてはどの銀行でも力を入れており、魅力的な優遇金利を提供しています。しかしこの優遇金利を利用する際にもやはり注意事項があります。
1つ目は金利の優遇条件をしっかり確認しないといけないという点です。主な条件としては以下のようなものが挙げられます。
・給与振り込み口座の設定
・公共料金の引き落としを設定
・銀行発行のクレジットカードの申込
これらの組み合わせが条件となっている場合が多いですね。もちろん、これは銀行側から見れば、住宅ローン以外の収益を狙いたいという意図もあるのだと思いますが、それ以外にも、顧客を囲い込んでしまおう、他の銀行へ借り替えをしにくくしよう、という意図があるものと思われます。そういった背景を理解した上でこれらの条件を飲むのかどうか判断しましょう。
また銀行によっては、こういった面倒な優遇条件が全くないか、ほとんどない場合もあります。当然、こういった条件がないに越したことはありません。これらの条件についても事前にしっかり比較したいものです。
2つ目は優遇金利がいつまで適用されるか、という点です。完済まで優遇される場合もあれば、優遇期間を一定期間に限定する場合もあります。
特に後者の、優遇期間が一定期間に限定される場合は、その期間が終わった後で金利はどうなるのか、どの程度返済額が増えそうなのか、そして家計がしっかり対応できるのかどうか、綿密なシミュレーションが必要です。
返済額の増加を念頭に、しっかりとした返済計画を立てるようにしてください。
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<住宅ローン借り換えの基本>
■基本1「借り換えとは?」
■基本2「借り換えの融資条件とは?」
■基本3「借り換えの手続きや費用を確認しよう」
■基本4「借り換え時には家計を再点検しよう」
■基本5「家計再点検時のポイント」
■基本6「有利な借入条件を引き出す方法」
■基本7「優遇金利を利用する場合の注意点」
■基本8「わずかな金利差でも返済額に大きな差が」
■基本9「借り換えは審査が厳しくなる?」
■基本10「借り換え時の諸費用は?」
■基本11「借り換え額を減らそう」
■基本12「親から援助を受ける時の注意点」
■基本13「安心感と低金利の両方を狙う金利タイプの選び方」
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