4回目は「借り換え時には家計を再点検しよう」です。
借り換え時に繰上げ返済などで毎月の返済額を減らせれば問題ないのですが、たとえば金利上昇リスクが気になって固定金利タイプに変更した場合などは、毎月の返済額が増える場合もありますので要注意です。
また、借り換えによって返済額が変わらない人でも、当初借入を行った時点からはライフステージが変わり、早晩、生活が苦しくなることが見えていることも十分、考えられます。たとえば教育費を例にとると、30代後半から急速に増え、40代後半でピークを迎えます。こうした費用の増加を考慮に入れていなかった場合には、同じ返済額を維持するだけでも重荷になるかもしれません。
借り換えのタイミングは、借入条件をペナルティなく変更できるチャンスですから、今後の家計構造の変化を見据えた、長期的な視点から返済プランを再検討しましょう。ちなみに、借り換えのタイミングで借入期間を延長できる住宅ローンもあります。新生銀行の住宅ローンなどがそうですね。
一般的には住宅ローンの年間の返済額は、年収の25%程度に抑えておく方が安心といわれています。当初借入時から収入が減った場合などはぜひこの機会に借入条件を見直したいものです。
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<住宅ローン借り換えの基本>
■基本1「借り換えとは?」
■基本2「借り換えの融資条件とは?」
■基本3「借り換えの手続きや費用を確認しよう」
■基本4「借り換え時には家計を再点検しよう」
■基本5「家計再点検時のポイント」
■基本6「有利な借入条件を引き出す方法」
■基本7「優遇金利を利用する場合の注意点」
■基本8「わずかな金利差でも返済額に大きな差が」
■基本9「借り換えは審査が厳しくなる?」
■基本10「借り換え時の諸費用は?」
■基本11「借り換え額を減らそう」
■基本12「親から援助を受ける時の注意点」
■基本13「安心感と低金利の両方を狙う金利タイプの選び方」
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