12回目は「親から援助を受ける時の注意点」です。
住宅ローンの借り換え後の家計をラクにするために、親の支援をお願いする、というのも一つの手です。子ども世代が高い住宅ローン金利を払いつつ、親世代の預金は低金利に甘んじる、という状況は、確かにもったいない面があると言えるかもしれません。
しかしその際の注意点としては、借用書をきちんと交わし、元本だけでなく利息も含め、毎月銀行振り込み等で返済の証拠を残すことが重要です。なぜなら税務署から贈与ではないかと疑われる可能性があるからですね。仮に贈与と認定されてしまうと受け取った側は贈与税を支払う必要があります。住宅ローン金利よりはるかに高くなるのは間違いありません。
また、借入金額が本人の返済能力をはるかに上回る場合には、やはり実質的に贈与と認定される可能性がありますので注意してください。
なお、贈与税の「住宅取得資金贈与の特例」は借り換え時には利用できません。
借り換え時に親からの援助を受ける予定の方は、事前に税務署や税理士に相談されたほうが無難かもしれません。
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<住宅ローン借り換えの基本>
■基本1「借り換えとは?」
■基本2「借り換えの融資条件とは?」
■基本3「借り換えの手続きや費用を確認しよう」
■基本4「借り換え時には家計を再点検しよう」
■基本5「家計再点検時のポイント」
■基本6「有利な借入条件を引き出す方法」
■基本7「優遇金利を利用する場合の注意点」
■基本8「わずかな金利差でも返済額に大きな差が」
■基本9「借り換えは審査が厳しくなる?」
■基本10「借り換え時の諸費用は?」
■基本11「借り換え額を減らそう」
■基本12「親から援助を受ける時の注意点」
■基本13「安心感と低金利の両方を狙う金利タイプの選び方」
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