11回目は「借り換え額を減らそう」です。
住宅ローンの借り換え後の家計をラクにしようと思うと、いかに条件の良い住宅ローンを探すか、というのも大切ですが、それだけでなく借り換え時の住宅ローン残高をできるだけ減らす努力も重要です。
そのためにはまず、借り換え時の事務手数料や保証料などの経費が少ない住宅ローンを選ぶ、という視点が必要です。事務手数料や保証料が少ないと、その分を住宅ローン返済に回し、残高を減らすことができるからです。
加えて住宅ローンの残高を減らす方法としては、親の支援をお願いする、というのも一つの手です。子ども世代が高い住宅ローン金利を払いつつ、親世代の預金は低金利に甘んじる、という状況になっているのであれば、親の資金を活用する、というのは合理的な資金の活用方法ではないかと思われます。
さらに自分たちの預貯金を取り崩して住宅ローン残高を減らせないか、という点も検討したいものです。住宅ローンを借りている家庭の多くは、突然の出費などに備え、一定の預貯金を確保している場合が多いのではないでしょうか。もちろん、ある程度、手元に資金があるということ自体は健全なことだと思われますが、もし必要以上に現預金を貯めている場合は、借り換えのタイミングで住宅ローンの元本返済に活用したいものです。
目安としては、手元の預貯金は生活費の半年分もあれば必要十分ではないかと思われます。
>>>新生銀行の借り換えシミュレーションはこちらから
>>>住信SBIネット銀行の借り換えシミュレーションはこちらから
<住宅ローン借り換えの基本>
■基本1「借り換えとは?」
■基本2「借り換えの融資条件とは?」
■基本3「借り換えの手続きや費用を確認しよう」
■基本4「借り換え時には家計を再点検しよう」
■基本5「家計再点検時のポイント」
■基本6「有利な借入条件を引き出す方法」
■基本7「優遇金利を利用する場合の注意点」
■基本8「わずかな金利差でも返済額に大きな差が」
■基本9「借り換えは審査が厳しくなる?」
■基本10「借り換え時の諸費用は?」
■基本11「借り換え額を減らそう」
■基本12「親から援助を受ける時の注意点」
■基本13「安心感と低金利の両方を狙う金利タイプの選び方」
>>>トップページはこちら