10回目は「借り換え時の諸費用は?」です。
住宅ローンの借り換えでメリットが出るかどうか、そのカギを握るのは金利差に加え、借り換えにかかる諸費用=コストです。
主な諸費用としては、銀行に払う事務手数料のほか、印紙税、登録免許税や司法書士への報酬が必要となってきます。借入金額にもよりますが、20万円程度をみておけば十分かと思います。
それに加えて大きいのが銀行に払う保証料です。これは概ね1,000万円あたり20万円程度が目安となってきます。
したがって借り換えにかかる諸費用はトータルで1,000万円なら40万円、3,000万円なら80万円といった金額になってきます。
ただし保証料については、当初借りていた銀行から、一部を返金してもらえる場合もあります。これにより実質的なコストが少し下がる可能性がありますね。
なお借り換え時の諸費用の大部分を占める保証料ですが、新生銀行や住信SBIネット銀行などのように、保証料を取らない銀行も徐々にではありますが増えてきています。金利にもよりますが、できればこういった保証料のかからない銀行で借り換えを行いたいものです。
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<住宅ローン借り換えの基本>
■基本1「借り換えとは?」
■基本2「借り換えの融資条件とは?」
■基本3「借り換えの手続きや費用を確認しよう」
■基本4「借り換え時には家計を再点検しよう」
■基本5「家計再点検時のポイント」
■基本6「有利な借入条件を引き出す方法」
■基本7「優遇金利を利用する場合の注意点」
■基本8「わずかな金利差でも返済額に大きな差が」
■基本9「借り換えは審査が厳しくなる?」
■基本10「借り換え時の諸費用は?」
■基本11「借り換え額を減らそう」
■基本12「親から援助を受ける時の注意点」
■基本13「安心感と低金利の両方を狙う金利タイプの選び方」
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