さて実際の住宅ローン借り換え審査において色々な問題が出てくることがあり得るわけですが、そうした問題の1つが「年収が以前より下がってしまった」という事態かもしれません。
年収が下がってしまう理由は様々ですが、たとえば
・転職した
・会社の業績が悪化した
・以前ほど残業できなくなった
と言った理由が考えられます。特に一番最後の「以前ほど残業できなくなった」というのは、今の時代に十分考えられる変化ですね。
ではそうした「年収が下がってしまった」場合にどういう対策がありえるのでしょうか?
1つ目の対策は、一番簡単な「特に何もしない」ということです。もともと年収に対して借入額に余裕があったり、年収の減り以上に住宅ローン残高の減りが早い場合には、多少年収が減ってもそのまますんなり審査に通ることが考えられます。
そのためにも審査が厳しそうにない複数の銀行に申し込むことが重要と言えるかもしれません。
2つ目の対策は「収入合算」ですね。これは借入人本人の年収に加え、配偶者の年収も審査の対象として加えるということです。
仮にご本人の年収が400万円として、配偶者の年収が200万円とすると、「収入合算」することで年収600万円として計算してくれるということです。
いきなり年収が1.5倍になるのですから心強いですね!
ただしこの年収合算については
・本人の年収の半分まで
・配偶者の年収の半分まで
と言った制約がある場合もありますので、事前に銀行に確認するようにしましょう。
3つ目の対策は「借入期間を伸ばす」というものですね。
同じ年収であっても借入期間を伸ばせば、年間の返済負担率が下がることから審査に通りやすくなることが考えられます。
ただし全ての銀行が借り換えの際に借入期間を伸ばしてくれるわけではありませんし、借入期間を伸ばせば、トータルの支払い利息は増えてしまいます。
また、いつまでも住宅ローン残高が残ることで、リタイア後の資金繰りに支障をきたす可能性も考えられます。
「借入期間を伸ばす」というのは最終手段でしょうね。
参考になれば幸いです。
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