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住宅ローン借り換えコラム:2018/10/23
「借り換えの時、金利上昇リスクを過度に恐れなくて良い4つの理由」

前回の借り換えコラムでご案内したように、住宅ローンの借り換えに際して「変動金利」や「固定期間選択型」など、「より期間が短くて、より金利の低い金利タイプ」が選ばれている傾向が鮮明となっています。

>>>[コラム]借り換えの時、金利タイプは何を選べばよい?

しかしながらこうした「金利は低いけれど一定の金利上昇リスクがある金利タイプ」を選ぶことに躊躇する人は少なくないかもしれません。

実際、専門家の多くは「金利が低い今だからこそ金利を固定してしまおう」とアドバイスを行っています。

ではこの「金利上昇リスク」についてどう考えればいいのでしょうか?ポイントは大きく4つあります。まず1つ目はこれまでの金利の推移ですね。主要な政策金利である公定歩合はこうなっています。



つまり1990年代以降、ずっと0%前後で推移しているわけですね。かれこれ30年近く低金利が続いていることになります。なぜかと言えばバブルが崩壊したからですね。

バブル崩壊が単なる景気循環であれば、今後、景気の拡大と共に金利が上昇する可能性があるわけですが、実際には少子高齢化を背景とする「構造変化」が原因です。2000年代にも「戦後最長の好景気」がありましたし、現在も「アベノミクス景気」がやはり戦後最長レベルになっていますが、金利はピクリとも上昇していません。

企業が以前ほど借入を必要としていないために、資金需要がどんどん減っているわけですね。金利も需要と供給のバランスで決まりますから、需要が減れば金利が下がるのは当然です。

少子高齢化は恐らくこれから十年単位で続いていくでしょうから、その点では今の低金利もこれから十年単位で続いていったとしても全く驚きません。繰り返しになりますがすでに30年近く経過しているわけですからね。

2つ目は現在の金融政策です。日銀はイールドカーブコントロールという政策によって短期金利だけでなく長期金利の水準も直接コントロールしています。つまりは今後金利を引き上げるのも、引き下げるのも日銀次第ということですね。

加えて日銀は新たに始めたフォワードガイダンスによって今後の金利の見通しを開示しています。とするとこれから金利を引き上げる場合は、事前にかなりはっきりと「予告」される可能性が高いと言えます。つまりは、そもそも小さい金利上昇リスクですが、今はさらに小さくなっているということです。

3つ目は、これは前回のコラムでもご案内したように、借り換えの場合、借入金額も借入期間も当初より相応に減っているために、金利上昇リスクもまた軽減されているはずということですね。実際にシミュレーションしてみるとそのインパクトはそれほどでもないことが分かるかもしれません。

そして最後に4つ目ですが、仮に金利が3%や4%や5%まで上昇する時というのはバブル期なみに景気が過熱しているか、少なくともインフレ率がそれ以上に上昇している時ですね。とするとモノである土地や建物も同じように上昇しているはずですから、仮に金利上昇についていけず返済に窮したとしても、自宅を住宅ローンを補ってあまりある金額で売却することも可能となりそうです。

こうした点を考えれば、特に借り換え顧客の場合は「金利上昇リスク」を過度に心配する必要はないのではないでしょうか?

参考になれば幸いです。

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