ここまで何度もご案内してきたように、住宅ローン借り換えの最大のネックは借り換えにかかわる費用です。
>>>「住宅ローンの借り換えにかかる費用はいくら?」
上記コラムでもご案内したように、銀行によって詳細は異なりますが、概ね以下のような費用がかかります。
・住宅ローン元本1,000万円の場合 : 37万円
・住宅ローン元本2,000万円の場合 : 58万円
・住宅ローン元本3,000万円の場合 : 79万円
・住宅ローン元本4,000万円の場合 : 100万円
・住宅ローン元本5,000万円の場合 : 121万円
「2ケタ」万円以上ですから、結構な金額ですね。つまり借り換えに際しては、借り換えによる金利低下メリット=支払い利息削減額が上記費用を上回ることが肝心です。
そのために借り換えのハードルが若干高くなるわけですが、こうしたコストを全く意識しなくてよいケースが1つだけあります。
それは同じ銀行内で住宅ローンの条件を変更する場合ですね。
特に固定金利から変動金利に変更しての借り換えや、逆に変動金利から固定金利に変更しての借り換えを検討されている場合は、まずは同じ銀行内での条件変更で対応できないかどうか確認すべきだと思います。もし希望に近い条件で変更できたなら、費用はほとんどかからないため、他の銀行に借り換えるよりはるかにお得となります。
具体的な借り換え事例などを見ると、固定金利から最優遇の変動金利に変更してもらえた、という話はよく聞きますし、それまでの金利が高すぎる場合は固定金利から固定金利、もしくは変動金利から変動金利への場合でも、銀行が金利削減に応じてくれる場合もあるようです。
借り換えをしようと思ったら、まずは今借りている銀行に相談することも検討してみてください。
ちなみに元の銀行が、当初の相談時には突っぱねてきたけれど、その後、新しい銀行から審査承認が下りて借り換えを申し込んだら、あわてて金利削減プランを提案してきた、という話もたまに聞きます。
そう考えると元の銀行に相談する前に、別の銀行から借り換えOKの返事をもらっておくことは大切かもしれませんね。
つまり、順番としては、まず元の銀行で条件を変更してもらえないか相談することが先ですが、その相談を有利に進めるためのテクニックとして、めぼしい銀行の本審査を通してしまうというのも一計だ、ということですね。
特に借り換えを申し込んだり、本審査を通すまでの間は何か費用が発生するわけではありませんので、なおさら有効な策と言えそうです。
なお最近では多くの銀行で借り換えシミュレーションを無料で提供してくれておりますので、そうしたものを利用して、実際の借り換えメリットはいくらくらいで、金利差がいくらあればメリットが出てくるのかまずは試算してみてはいかがでしょうか?
>>>新生銀行の借り換えシミュレーションはこちらから
>>>住信SBIネット銀行の借り換えシミュレーションはこちらから
<住宅ローン借り換え講座2018年改訂版>
■「住宅ローンを借り換えすべき条件とは?」
■「住宅ローンの借り換えにかかる費用はいくら?」
■「住宅ローン借り換えしようと思うその前に」
■「住宅ローン借り換え後の金利タイプは何を選ぶ?」
■「住宅ローン借り換え時の審査の注意点」
■「借り換えしがちな金利タイプとは?」
■「借りてから何年くらいで借り換えするの?」
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■「住宅ローン借り換えでどれだけ金利が減る?」
■「住宅ローン借り換えで人気の銀行、不人気の銀行は?」
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住宅ローンの借り換えを検討されている方は参考になさってください。